Redmineのチケットをフィールドの履歴を検索するフィルタで絞り込みたい

作成日 2024/03/08

(対応バージョン: Redmine 5.1以降 / RedMica 2.3以降)

Redmineのチケットをフィールドの履歴を検索するフィルタで絞り込むことができます。 フィルタ演算子「現在/過去の値」「過去の値」「一度もない」を使います。


それぞれ以下のように検索します。

  • 現在/過去の値:現在の値または過去の値が一致するもの
  • 一度もない:現在においても過去においてもその値だったことがないもの
  • 過去の値:過去にその値から別の値に変更されたことがあるもの

「現在/過去の値」演算子

「現在/過去の値」演算子は、フィールドの現在の値が一致するものと過去の値が一致するものを抽出します。

例えば、チケット番号やタイトルなどの詳細を忘れてしまったけれど、過去に担当者として対応したことは覚えているチケットを見つけたいというケースでは、「担当者」フィルタで「現在/過去の値」演算子を利用すると、過去に担当者になったことがあるチケットを抽出できます。


「現在/過去の値」演算子を利用して過去に担当者になったことがあるチケットを抽出

「一度もない」演算子

「一度もない」演算子は、「現在/過去の値」演算子と逆の動きで、フィールドの現在の値も過去の値も一致しないものを抽出します。

例えば、「担当者」フィルタで「一度もない」演算子を利用すると、担当者に一度もなったことがないチケットを抽出できます。


「一度もない」演算子を利用して担当者に一度もなったことがないチケットを抽出

「過去の値」演算子

「過去の値」演算子は、指定した値にセットされたことがあり、かつ別の値に変更されたことがあるものを抽出します。

例えば、ステータスを「終了」にしたけれど、何らかの理由で差し戻されステータスが「進行中」に変更されたチケットを見つけたいとき、「ステータス」フィルタで「過去の値」演算子を選択し、値に「終了」を指定すると抽出できます。


「過去の値」演算子を利用して「終了」から「進行中」に差し戻されたチケットを抽出

なお、「過去の値」フィルタ演算子が抽出するのは、過去に一度でも変更されたことがあるものです。「過去の値」が「終了」というのは、「過去に終了かつ現在は終了ではない」という意味ではなく、「過去に終了から別のステータスに変更されたことがある」という意味ですので、(終了から何度か変更された結果)現在ステータスが終了のチケットも含まれます。

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