Redmineのメンション機能を使ってユーザーに通知する

作成日 2023/12/01

Redmineには、プロジェクトの情報が更新されたときメール通知を送信する機能が備わっています。この機能を活用することで、プロジェクトの更新を素早く把握し、プロジェクトを効率的に進めることができます。メール通知の概要や設定方法については 5分でわかるRedmineのメール通知設定 をご覧ください。

そのメール通知をより便利に活用できる機能として、ユーザーを指定して通知できるメンション機能があります。チケットやWikiの作成・更新時に @ユーザーのログインID を入力すると、そのユーザーにメール通知が送信されます。例えば、以下のケースで活用すると便利です。

  • 担当者やウォッチャーに設定していないユーザーに伝えたいとき
  • 担当者にグループを設定しているチケットやウォッチャーに複数のユーザーを追加しているチケットで特定の人へ伝えたいとき
@ユーザー名を入力したコメント
@ユーザー名を入力したコメント

使える場所

  • チケット
  • Wiki

入力方法

  1. チケットのコメントなどの入力欄に @ を入力
  2. 続けてメンションしたいユーザーのログインIDを入力する
    例えば、ログインIDが akada の場合は @akada と入力します。

さらに「チケットの編集」権限を持っていれば、@ を入力すると自動補完機能が作動し、表示できるユーザーの氏名がプルダウンメニューで表示されます。メンションしたいユーザーを選択すると自動的にログインIDが入力されるので、ログインIDがわからなくても簡単に入力できます。

@を入力するとユーザー名がプルダウン表示される
@を入力するとユーザー名がプルダウン表示される

メンションされたユーザーにメール通知が届かないときに確認する設定

@ユーザーのログインID を入力したユーザーは「ウォッチャーの追加」権限を持っているか

メンション機能を利用できるのは「ウォッチャーの追加」権限があるユーザーです。ロールと権限を設定してください。

確認方法

「管理」→「ロールと権限」→「権限レポート」を開き、該当ユーザーに割り当てられているロールについて、チケットトラッキングの「ウォッチャーの追加」がONになっていること

メール通知の送り先ユーザーがチケットやWikiを閲覧する権限を持っているか

メール通知の送り先ユーザーが、該当のチケットやWikiを閲覧できる権限が付与されている必要があります。 該当のチケットやWikiが登録されているプロジェクトが非公開プロジェクトの場合、送り先ユーザーをプロジェクトメンバーとして登録し、チケットやWikiを閲覧できるようにロールと権限を設定してください。

メール通知の送り先ユーザーがメール通知を受け取る設定にしているか

個人設定で「メール通知」を「通知しない」にしているとメール通知が送信されません。 送り先ユーザーの個人設定→「メール通知」で「通知しない」以外に設定してください。

Redmine全体で「チケットの更新」または「コメントの追加」が通知対象になっているか

個人設定で「ウォッチ中または自分が担当しているもの」を設定していても、Redmine全体の設定で通知対象に設定していない操作についてはメール通知が送信されません。

確認方法

「管理」→「設定」→「メール通知」タブを開き、「メール通知の送信対象とする操作を選択してください。」の中で「チケットの更新」または「コメントの追加」がONになっているか

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