RedmineでCSVファイルを読み込んでチケットをインポートする

更新日 2022/03/07
作成日 2009/02/11

RedmineはCSVファイルの内容をチケットとして登録することができます。大量のチケットをまとめて登録したいときに活用できます。

ここでは標準機能を使う方法と、フリーソフトウェアを使う方法の二つを紹介します。
標準機能ではCSVファイル、フリーソフトウェアではMicrosoft Excelファイルのデータを元にチケットを登録できます。

方法1: 標準機能「インポート」の利用

Redmineの画面からCSVファイルをインポートし、新しいチケットを作成します。(Redmine3.2以降で利用可能)

メリット

  • インポートできるユーザーを権限の設定で制限できる

デメリット

  • 新しいチケットの作成のみ(既存チケットの更新はできない)
  • 一つのCSVファイルで複数のプロジェクトを混合できない

使用方法

1. CSVファイルの作成

チケット一覧画面の右下「CSV」からエクスポートしたCSVファイルをテンプレートとして活用すると作成が楽になります。

2. チケット一覧画面の右上「…」→「インポート」をクリック

3. 「ファイルを選択」ボタンをクリックして作成したCSVファイルを選択→「次」ボタンをクリック

4. 作成したCSVファイルの形式にあわせてオプションを指定→「次」ボタンをクリック

ExcelでCSVファイルを作成した場合、通常は変更不要です。

5. フィールドの対応関係の指定→「インポート」をクリック

CSVファイル内の各列がチケットのどのフィールドに対応するか対応関係が自動で設定されます。親チケットや関連するチケットを指定する場合は「関連の対応関係」を開いて対応関係を指定します。

6. インポート成功

失敗例

必須項目が空欄などCSVデータが不十分な場合は、インポートに失敗する原因が表示されます。

関連情報

方法2: フリーソフトウェア「Redmineチケット★一括★」の利用

Redmineチケット★一括★」はWindows用のフリーソフトウェアで、Microsoft ExcelのデータをREST API経由でRedmineに登録することができます。

メリット

  • 新規チケット作成だけでなく、既存チケットの更新もできる
  • Redmine3.2より古いバージョンでも利用できる(Redmine2.3以降に対応)

デメリット

  • Windowsのみ対応

使用方法

「Redmineチケット★一括★」の使い方について詳しくは以下の記事をご覧ください。

Excelからチケットを作成・更新できる「Redmineチケット★一括★」 (Redmine.JP Blog)