Redmineのユーザーアカウントに設定できるメールアドレスのドメインを制限する
(対応バージョン: Redmine 4.2以降 / RedMica 1.2以降)
Redmineのユーザーアカウントで使用できるメールアドレスのドメインの制限は、「管理」→「設定」画面の「ユーザー」タブ内の設定「許可するメールアドレスのドメイン」と「禁止するメールアドレスのドメイン」を設定することで行えます。
- 組織外に通知メールを介して情報が送信されるのを防ぐ(利用者が個人所有のメールアドレスをユーザーアカウントに設定して社外で通知メールを受け取るなど)
- ユーザー登録を自由に行えるようにしているRedmine(「管理」→「設定」→「ユーザーによるアカウント登録」が「無効」以外)で、登録できる対象を制限する。または特定のドメインのメールアドレスをブロックする
- 「許可するメールアドレスのドメイン」と「禁止するメールアドレスのドメイン」の両方が未設定の場合は任意のメールアドレスを設定できます
- 「許可するメールアドレスのドメイン」を設定すると、ユーザーはそれらのドメインのメールアドレス以外は新たに設定できなくなります
- 「禁止するメールアドレスのドメイン」を設定すると、ユーザーはそれらのドメインのメールアドレスを新たに設定できなくなります
- 同じドメインが「許可するメールアドレスのドメイン」と「禁止するメールアドレスのドメイン」の両方に設定されている場合、そのドメインは新たに設定できなくなります
- 設定はサブドメインにも適用されます
- 「許可するメールアドレスのドメイン」「禁止するメールアドレスのドメイン」のチェックはユーザーの作成・更新時に行われます。従って、既に設定済みのメールアドレスに対しては、「許可するメールアドレスのドメイン」と「禁止するメールアドレスのドメイン」の設定は直ちには影響しません
設定:
- 許可するメールアドレスのドメイン: example.co.jp
- 禁止するメールアドレスのドメイン: (設定しない)
動作:
- 設定可能なメールアドレスの例: john@example.co.jp, jane@foo.example.co.jp
- 設定不可のメールアドレスの例: john@example.com
設定:
- 許可するメールアドレスのドメイン: (設定しない)
- 禁止するメールアドレスのドメイン: example.co.jp
動作:
- 設定可能なメールアドレスの例: john@example.com
- 設定不可のメールアドレスの例: john@example.co.jp, jane@foo.example.co.jp
設定:
- 許可するメールアドレスのドメイン: example.co.jp
- 禁止するメールアドレスのドメイン: .example.co.jp
動作:
- 設定可能なメールアドレスの例: john@example.co.jp
- 設定不可のメールアドレスの例: jane@foo.example.co.jp, john@example.com
設定:
- 許可するメールアドレスのドメイン: .example.co.jp
- 禁止するメールアドレスのドメイン: (設定しない)
動作:
- 設定可能なメールアドレスの例: jane@foo.example.co.jp
- 設定不可のメールアドレスの例: john@example.co.jp, john@example.com