Redmine 4.1.0 リリース
2018年12月20日(中央ヨーロッパ時間)、Redmine 4.1.0がリリースされました。
本リリースは2019年12月にリリースされたRedmine 4.0.0以来のfeature releaseであり多数の新機能が追加されています。4.0.6に対して250件の機能追加・修正が行われています。
なお、同日に4.0系と3.4系のmaintenance releaseである Redmine 4.0.6と3.4.13 もリリースされています。
- 「自分が追加したチケットの編集」権限 (#1248 contributed by Yuichi HARADA): 特定のロールのユーザーに対して、そのユーザーが追加したチケットのみの編集を許可できます。
- 「 他のユーザーの作業時間の入力」権限 (#3848 contributed by Marius BALTEANU): 特定のロールのユーザーに対して他のプロジェクトメンバーの作業時間の登録を許可できます。
- 日付によるグルーピング: チケットのフィルタの「グループ条件」に開始日、期日、作成日、更新日、終了日が指定できるようになりました (#13803)
- 新たなフィルタ「作業時間」 (#26826)
- 文字列形式の値に対する「前方一致」「後方一致」フィルタ演算子 (#31879)
チケットの履歴で、表示する情報をタブで切り替えられるようになりました。次のタブが利用できます: 「履歴」「コメント」「作業時間」「関係しているリビジョン」
テキスト編集中に Ctrl + v (macOSの場合は ⌘ + v)を押すことで、クリップボードから画像を貼り付けることができるようになりました。この操作を行うと自動的に画像が添付ファイルとしてアップロードされ、画像をインライン表示するための適切なタグが挿入されます。これまでのように、アップロードする前にスクリーンショットをPCに保存する必要はありません。なお、画像ファイルをテキスト編集領域にドラッグ&ドロップしても同じ結果が得られます(こちらは既存機能)。
プロジェクト一覧でフィルタが利用できるようになりました。チケットのフィルタと同様にグループ条件の設定と表示する項目の選択もできます。また、表示形式をテーブルを使ったリスト形式に切り替えることができるようになりました。カスタムクエリにも対応しています。
この機能は多数のプロジェクトに参加しているユーザーにとって便利です。プロジェクトの「概要」画面の「ブックマーク」をクリックすると、お気に入りのプロジェクトを画面右上のプロジェクトセレクタの一番上に表示させることができるようになりました。プロジェクトセレクタには最近開いたプロジェクト数件が表示される機能も追加されています。
チケットのカスタムフィールドと同様に、プロジェクト、バージョン、作業時間の各カスタムフィールドでも、どのロールのユーザーにそのカスタムフィールドを見せるのかが指定できるようになりました。
チケットと同様に、作業時間もCSVファイルからインポートできるようになりました。
すべての変更・修正の一覧は CHANGELOG で確認できます。
また、以下の資料ではお勧めの新機能をいくつかピックアップして紹介しています。
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