関連するチケット

Redmineのチケットには「関連するチケット」という項目があり、チケット同士を関連づける機能があります。この機能を利用することで、作業の順番の前後関係を示したり、相互に関連するチケットを明示することができます。

関係の種類

  • 関連している: それぞれのチケットが関連していることを示します。
  • 次のチケットと重複: このチケットが関係先のチケットと重複するものであることを示します(関係先のチケットがオリジナル)。
  • 次のチケットが重複: 「次のチケットと重複」の反対方向の関係です。
  • ブロック元: このチケットが終了させないと関係先のチケットを終了させることをできないことを示します。
  • ブロック先: 「ブロック元」の反対方向の関係です。関係先のチケットを終了させないとこのチケットを終了させることができないことを示します。
  • 次のチケットに先行: このチケットが関係先のチケットより先行するものであることを示します。
  • 次のチケットに後続: 「次のチケットに後続」の反対方向の関係です。このチケットが関係先のチケットに後続する者であることを示します。

関連するチケット 設定の効果

関連するチケットの設定を行うと、チケット感の関係の明示、チケットに対する制約の設定、そしてチケットの連鎖更新という三つの効果があります。

チケット間の関係の明示

他のチケットとどのような関係にあるのか明示し、作業を進める上での参考情報とすることができます。

「次のチケットに先行」と「次のチケットに後続」、「ブロック元」と「ブロック先」の関係はガントチャート上でもそれぞれ青矢印、赤矢印で図示されます。

関連するチケットのガントチャート上での表示については下記の記事もご覧ください。

Redmine 2.3新機能紹介: ガントチャートでチケット同士の関係とイナズマ線を表示 (Redmine.JP Blog)

チケットに対する制約の設定

関係の種類によってはチケットの更新に制約が課せられます。

  • ブロック元−ブロック先: ブロック元のチケットを終了させないとブロック先のチケットを終了させることができません。
  • 次のチケットに先行−次のチケットに後続: 後続するチケットの開始日は、先行するチケットの終了日より前に設定することができません。

チケットの連鎖更新

関係の種類によっては、関係元のチケットを更新すると関係先のチケットも更新されます。

  • 次のチケットが重複-次のチケットと重複: 元のチケットを終了させると重複しているチケットも終了します。
  • 次のチケットに先行−次のチケットに後続: 先行するチケットの終了日を前後にずらすと、それにあわせて後続チケットの開始日・終了日も更新されます。
後続するチケットの開始日・終了日を動かす際には「管理」→「設定」→「チケットトラッキング」で設定された休業日も考慮されます。詳しくは下記の記事をご覧ください。

Redmine 2.2新機能紹介: 休業日の設定 (Redmine.JP Blog)

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