エラー「親チケット は不正な値です」が表示され親チケットを設定できない
この記事はRedmine 3.2以前が対象です。Redmine 3.3.0では例示されている問題が修正され、関連が設定しているチケット同士で後から同じ親チケットを設定できるようになりました (#13654)。
あるチケットを親チケットに設定しようとしたとき、下図のように「親チケット は不正な値です」とエラーメッセージが表示されることがあります。
「関連している」「ブロック元」など、「関連するチケット」の設定を行っているチケット同士で同じ親チケットを設定しようとしたときにエラー「親チケット は不正な値です」が表示されます。
例えば、下図のように「チケット#501と#502が親子関係」かつ「チケット#502と#503が関連するチケット」の場合、チケット#501を#503の親に設定しようとするとエラーとなります。
同じ親チケットを持ちたいチケット間の「関連するチケット」をすべて解除すると親チケットを登録できるようになります。その後改めて「関連するチケット」の設定をし直してください。
例えば前述の図の状態であれば、チケット#502と#503の関連を解除するとチケット#503でも#501を親に設定できるようになります。このあと先ほど解除したチケット#502と#503を関連するチケットに設定します。
チケットを人間、「関連するチケット」を「兄弟」に例えるとエラーの原因が理解しやすいです。兄弟になったあと親子関係になるのではなく、親子関係になっての兄弟だからという考え方です。ちなみに、親と子は兄弟の関係にはなれないのと同じで、親子関係のチケットを関連するチケットに設定すると別のエラー「この関係では、循環依存になります。親子関係にあるチケット間での関連の設定はできません。」が表示されます。