今日使える明日のRedmine「RedMica 1.0.0」リリース
2019年11月2日(日本時間)、RedMica 1.0.0がリリースされました。
RedMicaはRedmineの最新の開発成果をもとに配布されるRedmine互換オープンソースソフトウェアです。オリジナルのRedmineより短い間隔でリリースが行われるため、Redmineの次期バージョンの新機能が先行して利用できるのが最大の特徴です。
Redmineのクラウドサービス「My Redmine」を運営するファーエンドテクノロジー株式会社が、自社サービス用にメンテナンスしているものをオープンソースソフトウェアとして公開しました。
RedMica 1.0.0 はRedMicaの初めてのリリースです。10月19日にリリースされたRedmine 4.0.5に対して、およそ241件もの新機能が追加されています。
ダウンロード: Release v1.0.0 · redmica/redmica
- Redmineよりも短い間隔でリリースが行われるため、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できます
- 6ヶ月ごとに定期的にメジャーバージョンアップが行われます。新機能がいつ利用できるようになるか明確です
- Redmineと高い互換性を維持しています。RedmineからRedMica、RedMicaからRedmineへと相互に移行できます(移行可能なバージョンの組み合わせには制限があります)
RedMicaについて詳しくは以下の資料をご覧ください。
RedMica 1.0.0 は、Redmineの次期バージョン 4.1.0 に含まれることになっている変更・修正のうち241件が先行して適用されています。例えば次のような機能が利用できます。
- redmine-22481: PDF形式添付ファイルのサムネイル表示
- redmine-3816: クリップボードからの画像ペースト
- redmine-6417: ガントチャートの折りたたみ
- redmine-28213: CSVインポート時に独自IDによる他レコード参照
- redmine-3058: チケットの履歴をタブで表示
- redmine-29482: プロジェクト一覧のフィルタとカスタムクエリ
- redmine-31355: プロジェクトのブックマークと最近使用したプロジェクト
- redmine-30829: 同一チケット内のコメントへのリンク用簡略書式
- redmine-31989: テキスト入力中のオートコンプリートによるチケット番号入力支援
そのほかの主な新機能は下記資料で確認できます。下記資料で公開しているRedmine 4.1で予定されている新機能は、すべてRedmine 1.0.0で利用可能です。
- Release v1.0.0 · redmica/redmica (GitHub)
- RedMica — The future Redmine you can get today / 今日使える明日のRedmine
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