バージョン
Redmineにおけるバージョンとは、プロジェクトにおいて特定の期日までに完了させなければならないチケットをまとめて管理するためのものです。一般的なプロジェクト管理の考え方ではマイルストーンに相当します。
バージョンを作成すると、チケットごとに「対象バージョン」を設定できるようになります。また、「ロードマップ」画面には作成したバージョンと、そのバージョンを「対象バージョン」として設定したチケットの一覧が表示されます。
バージョンの詳細については以下のスライドもあわせてご覧ください。
あるソフトウェアの特定のバージョンをリリースするために必要なタスクを管理する場合、Redmine上にバージョンを作成し、各チケットの「対象バージョン」をそのバージョンに設定します。このようにすれば、「ロードマップ」画面にバージョンの一覧と関連づけられたチケットの一覧が表示され、いつまでになにをすべきかが明確になります。
Redmineを使い込むとプロジェクトに大量のチケットが登録され、「チケット」画面を一見しただけでは登録されているチケットの全体が把握しにくくなります。このような状態では、大量のチケットのうちどのチケットを優先して処理すべきか判断するのが難しくなります。バージョン使えばプロダクトのリリースのためにどのチケットを優先して処理すべきか、ロードマップ画面で容易に把握できます。
Redmineオフィシャルサイトでは、予定されているRedmineのリリースごとに「バージョン」を作成し、そのリリースに盛り込まれる新機能・バグ修正のチケットを関連づけて管理しています。
ロードマップ画面を見れば、次のリリースで予定されている機能・修正や進捗率が容易に把握できます。
管理者ロールのユーザーでプロジェクトの「設定」画面の「バージョン」タブから行えます。
また、すでにバージョンが1個以上存在するプロジェクトでは、チケット更新画面の対象バージョン欄の横に表示される + ボタンをクリックしてバージョンを追加することもできます。