Gravatar

遠藤 裕之(ファーエンドテクノロジー株式会社)
作成日

Gravatarは、ユーザーが登録しているアイコンをウェブサイトやサービスで共通して利用できるサービスです。 Redmineでは、チケットや活動画面、ユーザー一覧などにアイコンが表示されます。

RedmineにGravatarを導入することで、視認性が向上し、チケットの担当者やコメントの投稿者が誰であるかを、名前だけでなく画像で直感的に識別できるようになります。

設定方法

Gravatarの設定

以下の手順でGravatarに画像を登録します。

  1. Gravatarの公式サイト(https://ja.gravatar.com/)にアクセスします。
  2. Redmineに登録しているメールアドレスと同じアドレスを使用してアカウントを作成し、画像をアップロードします。

Redmineの設定

Gravatarの設定

Redmineの「管理」メニューから「設定」 > 「表示」タブを開き、「Gravatarのアイコンを使用する」にチェックを入れます。

「デフォルトのGravatarアイコン」では、Gravatarに画像が登録されていないユーザーに対して表示されるデフォルト画像を設定できます(例: Initials、Identicon、MonsterIDなど)。

【注意】 Initialsを選択した場合、ユーザーの姓と名それぞれの先頭文字がアイコン生成のために https://www.gravatar.com に送信されます。

Gravatarアイコン無効時のイニシャルアイコン表示


Redmine 6.0 以前は、「Gravatarのアイコンを使用する」を無効にした場合はユーザーのアイコンは一切表示されませんでしたが、Redmine 6.1 以降ではユーザーの氏名ベースのアイコンが表示されるようになりました。

Gravatarを有効にしてデフォルトアイコン「Initials」を選択した場合と、Gravatar無効時のデフォルトアイコンの違い

Gravatar有効+デフォルト「Initials」 Gravatar無効
基本的にGravatarに登録済みのアイコン画像を表示。
未登録の場合イニシャルアイコン表示
全ユーザーにイニシャルアイコンを表示
イニシャルアイコンは gravatar.com で生成 イニシャルアイコンはRedmine自身が生成
氏名の一部(姓と名の最初の一文字)が gravatar.com に送信される
プライバシー上問題がないか要検討
外部送信無し