Wikiやチケットの記述にHTMLタグを使用したい

更新日 2022/12/22
作成日 2009/09/24

Redmine 5.0は3つのテキスト書式「Textile」、「Markdown」、「CommonMark Markdown」に対応していますが、このうち Markdown と Textile についてはセキュリティ上の理由からHTMLタグの使用が制限されています。

HTMLタグを使用したい場合のテキスト書式ごとの対応

HTMLタグを使用する方法は現在選択されている「テキスト書式」の設定(「管理」→「設定」→「全般」画面)により異なります。

CommonMark Markdown

CommonMark MarkdownではそのままでHTMLタグが使用可能です。特別な対応は不要です。

Markdown

「テキスト書式」の設定(「管理」→「設定」→「全般」画面)を「CommonMark Markdown」に変更してください。Redmine内部で使用されるMarkdownエンジンが Redcarpet から CommonMaker に切り替わり、HTMLタグが利用できるようになります。

なおRedmineの将来のバージョンでは Redcarpet ベースの Markdown は 廃止され CommonMarker ベースの CommonMark Markdown に一本化される予定です。

もし CommonMark Markdown に対応していないRedmine 4.2以前の Markdown でどうしてもHTMLタグをを使用したい場合はソースコードの変更が必要です。

lib/redmine/wiki_formatting/markdown/formatter.rb の末尾付近にある :filter_html => true という記述の true の部分を false に書き換えてRedmineを再起動してください。

該当行(Redmine 4.2.9の場合は128行目)

Textile

TextileでどうしてもHTMLタグをを使用したい場合はソースコードの変更が必要です。

lib/redmine/wiki_formatting/textile/redcloth3.rb の末尾付近で、使用できるタグを ALLOWED_TAGS という定数に格納している箇所があります。そこに使いたいタグを追加してRedmineを再起動してください。

例: <a>, <font> を有効にする

ALLOWED_TAGS = %w(redpre pre code notextile a font)

該当行(Redmine 4.2.9の場合は1210行目)

関連項目