Redmineのメンションで自動補完の候補に表示される/表示されないユーザーの条件

藤江 佑季子(ファーエンドテクノロジー株式会社)
作成日

チケットなどのテキスト入力欄で、@ユーザーのログインID を入力するとそのユーザーにメール通知を送信できるメンション機能があります。

「ウォッチャーの追加」権限を持っている場合は、@ を入力すると自動補完されてユーザーの候補が一覧で表示されます。

このとき、全てのユーザーが表示されるわけではありません。表示されるユーザーはいくつかの条件の組み合わせで決まります。

1. @のみ入力した場合

@を入力した直後で文字列を入力していない場合は、以下の条件をすべて満たすユーザーが候補に表示されます。

  • チケットなどのオブジェクトが所属するプロジェクトのメンバーであり、かつロック中ではないこと
    (プロジェクトの 設定 > メンバー に表示されているロック中でないユーザー)
  • @を入力したユーザーが閲覧可能なユーザーであること
    • システム管理者は無条件で「すべてのアクティブなユーザー」が表示対象になります。
    • システム管理者以外のユーザーは、ロールの「表示できるユーザー」設定に基づき、閲覧可能なユーザーのみが表示対象になります。(詳細は表示対象ユーザーの判定をご覧ください)

2. @に続いて文字列を入力した場合

@に続いて文字列を入力するとユーザーが絞り込まれていきます。絞り込まれたユーザーのうち、以下の条件をすべて満たすユーザーが候補に表示されます。

  • 有効なユーザーであること(チケットなどのオブジェクトが所属するプロジェクトのメンバー以外も含む)
    • 有効なユーザーは、管理 > ユーザー の画面にてフィルタ「ステータス」で「等しい」「有効」を適用すると確認できます。
  • 入力した文字列がユーザーの姓名・メールアドレス・ログインIDに部分一致すること
    • 管理 > ユーザー からフィルタ「姓名・メールアドレス・ログインID」で検索した場合と同様の挙動です。
  • 絞り込まれたユーザーを管理 > 設定 > 表示の項目「ユーザー名の表示形式」の昇順で並び替えたとき、先頭10件以内に含まれること
    • 10件を超える場合は、先頭10件のみが表示されますので、さらに絞り込む場合は追加で文字列を入力してください。
  • 絞り込まれたユーザーの姓名またはログインIDのいずれかに、@の後に入力した文字列が部分一致すること
    • メールアドレスは部分一致の対象外です。
  • @を入力したユーザーが閲覧可能なユーザーであること
    • システム管理者は無条件で「すべてのアクティブなユーザー」が表示対象になります。
    • システム管理者以外のユーザーは、ロールの「表示できるユーザー」設定に基づき、閲覧可能なユーザーのみが表示対象になります。(詳細は表示対象ユーザーの判定をご覧ください)

ロールの「表示できるユーザー」設定による表示対象ユーザーの判定について

システム管理者以外のユーザーは、ロールの「表示できるユーザー」設定に基づき、閲覧可能なユーザーのみが表示対象になります。

ログイン中の場合

  1. ログイン中のRedmineユーザーがメンバーとして所属するプロジェクトがある場合、割り当てられたロールに1つでも「すべてのアクティブなユーザー」設定があれば表示
  2. 1.に該当しないかつ、ログイン中の Redmine ユーザーがメンバーとして所属するプロジェクトがない場合、組み込みロール「非メンバー」に「すべてのアクティブなユーザー」設定があれば表示
  3. それ以外の場合、「見ることができるプロジェクトのメンバー」に絞って表示

表にまとめると次の通りです。

No 状態 どのロールを参照するか 「表示できるユーザー」設定の評価 検索結果に出てくるユーザー
1 いずれかのプロジェクトでメンバーになっている そのユーザーに割り当てられている全ロール いずれか 1つでも 「すべてのアクティブなユーザー」なら すべての有効なユーザー(組み込みグループ「非メンバー」「匿名ユーザー」を除く)
2 どのプロジェクトのメンバーでもない 組み込みロール「非メンバー」 「すべてのアクティブなユーザー」なら すべての有効なユーザー(組み込みグループ「非メンバー」「匿名ユーザー」を除く)
3 上記 1・2 どちらにも当てはまらない (関係なし) いずれも「すべてのアクティブなユーザー」ではない 「見ることができるプロジェクトのメンバー」に限定

ログインしていない場合(匿名ユーザー)

  1. 組み込みロール「匿名ユーザー」に「すべてのアクティブなユーザー」設定があれば表示
  2. それ以外の場合、「見ることができるプロジェクトのメンバー」に絞って表示

表にまとめると次の通りです。

No 状態 参照されるロール 「表示できるユーザー」設定の評価 検索結果に出てくるユーザー
1 匿名ユーザー 組み込みロール「匿名ユーザー」 「すべてのアクティブなユーザー」なら すべての有効なユーザー
2 同上 同上 上記以外 「見ることができるプロジェクトのメンバー」に限定

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