チケットをコピーしたとき元のステータスのまま作成されてしまう

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Redmine 3.3以前で既存チケットをコピーして新しいチケットを作成するとき、作成画面でデフォルトで選択されているステータスは コピー元のチケットで設定されていたステータス です。しかし、この仕様は誤操作を誘発することがありました。例えば、終了したチケットを元に新しいチケットを作ったときに、ステータスが「終了」で作成されてしまうなどです。

この問題はRedmine 3.4以降にアップデートすることで解決できます。Redmine 3.4ではチケットをコピーするとステータスがリセットされ デフォルトに設定されているステータス (下図では「新規」)が選択された状態になりました。メニューから「新しいチケット」を選んだときと同じ状態です。

なお、Redmine 3.4.0では選択肢に表示されるステータスも「新しいチケット」を選んだときと同じものが表示されるようになりました。これまではコピー元のチケットのステータスとデフォルトステータスの2つしか選択肢に表示されませんでしたが、Redmine 3.4以降ではワークフローで許可されたすべてのステータスが選択肢に表示されるようになりました。(上図では「新規」と「終了」以外のステータスも表示されている)

チケットコピー時に選択できるステータスは、「管理」→「ワークフロー」→「ステータスの遷移」タブで「新しいチケット」の行にチェックが入っているステータスです。