Redmineの親チケットの優先度/開始日/期日/進捗率の値が変更できない
チケットに子チケットを追加すると、親となるチケットでは以下の項目の更新ができなくなります。
- 優先度
- 開始日
- 期日
- 進捗率
子チケットがない場合のチケット編集画面
子チケットがある場合のチケット編集画面
親チケットのこれらの項目は子チケットの各項目の値から自動算出されるためです。
子チケットの値から算出するのではなく、親チケット単独で値を指定できるよう設定変更ができます。「管理」→「設定」画面の「チケットトラッキング」タブで、「親チケットの値の算出方法」を「子チケットから独立」に変更してください。
デフォルトでは「子チケットの値から算出」に設定されていて、以下の方法で親チケットの値が自動的に算出されます。
すべての子チケットの中で最も高い優先度が親チケットの優先度となります。
すべての子チケットの中で最も早い開始日が親チケットの開始日となります。
すべての子チケットの中で最も遅い期日が親チケットの期日となります。
すべての子チケットの進捗率の加重平均が親チケットの進捗率となります。加重平均の重み付けに使われる値は見積工数です。
なお、「進捗率の算出方法」(「管理」→「設定」画面の「チケットトラッキング」タブ)を「チケットのステータスに連動」に設定している場合は、親チケットのステータスによって動作が下記の通り異なります。
- 進捗率が設定済みのステータス: ステータスに応じた進捗率
- 進捗率が未設定のステータス: すべての子チケットの進捗率の加重平均
- Redmine 3.1新機能紹介: 親チケットの値(優先度・期日など)を子チケットと連動させない設定 (Redmine.JP Blog)