RedmineのユーザーをCSVインポートで一括登録する

更新日

対象バージョン:RedMica1.2 / Redmine4.2 以降

Redmineのユーザー登録では、CSVファイルをインポートすることで複数のユーザーを一括で登録できます。

CSVによるユーザーのインポートができないバージョンのRedmineでユーザーを一括登録する方法は、ツールを使ってユーザーを一括登録する方法があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
[Redmineワンポイントチェック(9): REST APIを使ってユーザーを一括登録する] (Redmine.JP Blog)

①ユーザー登録用のCSVファイルを作成する

インポートしたいユーザーの情報(ログインID、名、姓、メールアドレス、パスワードなど)を記述したCSVファイルを作成します。
サンプルCSVファイル ダウンロード
Excel用サンプルCSVファイル ダウンロード (BOMあり、日本語文字化け対策版)

指定できる項目は次の通りです。指定が必要なものだけCSVに項目を追加し、登録できます。

項目
ログインID ログインID 新しいユーザーがログイン時に使用するログインIDを入力します。
ユーザーの名を入力します。
ユーザーの姓を入力します。
メールアドレス メールアドレス ユーザーのメールアドレスを入力します。アドレス宛に更新通知などが送信されます。
言語 ja, en など(ja: 日本語、en: 英語) ユーザー個別に表示言語を指定できます。CSVファイルで指定で場合、上部メニュー「管理」→「設定」の表示タブ内にある「デフォルトの言語」で設定されている言語で登録されます。
Redmine.JP FAQ:「デフォルトの言語」の設定と影響範囲
システム管理者 はい ユーザーをシステム管理者として登録するか指定できます。CSVファイルで指定がない場合、「いいえ」で登録されます。
いいえ
認証方式 登録済みのLDAPサーバの名称 LDAP認証の設定を行っている場合、LDAPサーバのユーザー名とパスワードによる認証 か Redmine上で設定済みのログインIDとパスワードによる認証(内部)を使用するか指定できます。CSVファイルにて指定がない場合、「内部」で登録されます。
内部
パスワード パスワード ユーザーがログイン時に入力するパスワードを指定できます。
次回ログイン時にパスワード変更を強制 はい 追加したユーザーが初めてのログインを行った時に、パスワードの変更を強制するかを指定できます。CSVファイルで指定がない場合は、「いいえ」で登録されます。
いいえ
ステータス active

ユーザーを active(有効)、registered(登録)、locked(ロック中) のいずれかの状態を指定できます。CSVファイルで指定がない場合は、「active」状態でユーザーが登録されます。ユーザー登録後にすぐにログインして利用可能としたい場合、指定は不要です。

・active(有効)
ユーザーがログインしてRedmineを利用できる状態です。

・registered(登録)
ユーザーが有効化されておらず、Redmineにログインできない状態です。有効化は、上部メニュー「管理」→「ユーザー」→ ステータスを「登録」に変更後、「有効」をクリックして行えます。

・locked(ロック中)
ユーザーがロックされていて、Redmineにログインできない状態です。ロックの解除は、上部メニュー「管理」→「ユーザー」→ ステータスを「ロック中」に変更後、「アンロック」をクリックして行えます。

registered
locked
カスタムフィールド カスタムフィールドの値 ユーザーのオブジェクトに追加しているカスタムフィールドの値を指定できます。

CSVインポートで指定できない項目のうち一部は管理画面からデフォルト値を設定できます。
Redmineの新しいユーザー登録時のデフォルト値を設定する

②CSVファイルをアップロードしてユーザーをインポートする

1. 上部メニュー「管理」→「ユーザー」

2. 「新しいユーザー」の横にある「・・・」をクリックして「インポート」を選択

3. 「ファイルを選択」ボタンをクリックして作成したCSVファイルを選択して「次」をクリック

4. CSVファイルの形式に合わせて「オプション」の内容を変更して「次」をクリック

「インポート中のメール通知」にチェックを入れると、登録されたユーザーにログイン情報を記載したメールが送信されます。

5. CSVファイル内の各列がユーザーのどのフィールド(項目)に対応するか自動で設定されるので、対応関係が正しいことを確認して「インポート」をクリック

6. インポート完了後は登録したユーザーの一覧が表示されます

ログインIDをクリックして、ユーザーの情報が想定通り登録されているか確認してください。