Redmineのパスワードのセキュリティを高める設定(最低必要文字数・必須文字種別)

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「管理」→「設定」→「認証」タブでパスワードの最低必要文字数、必須文字種別(大文字・小文字・数字・記号)を設定して、ユーザーが使用するパスワードのセキュリティを高めることができます。

「管理」→「設定」→「認証」タブの画面
パスワードの最低必要文字数、必須文字種別、有効期限を設定できる

設定できるパスワードの要件

要件 説明
パスワードの最低必要文字数 指定した文字数より短いパスワードが使われるのを防げます。デフォルトは8文字です。
パスワードの必須文字種別 以下の4種類の文字種別のいずれか、またはすべてをパスワードに含ませることを強制できます。

①大文字(A, B, C, …)
②小文字(a, b, c, …)
③数字(1, 2, 3, …)
④記号(!, @, #, …)

(対応バージョン: Redmine 4.1以降)

変更後の設定が適用されるタイミング

変更した設定が適用されるのは以下の場合です。
  • 既存のユーザーがパスワードを変更しようとしたとき。既存のパスワードが設定変更後の要件を満たしていなくても、パスワードを変更するまでは既存のパスワードが使用できます。
  • 新しくユーザーを作成してパスワードを発行するとき。
「新しいユーザー」画面
パスワード入力画面にパスワードの要件が表示される

パスワードの有効期限

パスワードの定期変更をユーザーに強制することができます。7日、30日、60日、90日、180日、365日の選択肢があります。

設定変更後は有効期限経過後にログインするとパスワード変更画面が表示され、変更しないとログインできません。

例えば有効期限を7日に設定した場合、設定変更日から7日ではなく、各ユーザーが最後にパスワードを変更してから7日経過後にパスワードの変更が求められます。そのためユーザーによってタイミングは異なります。

「パスワード変更」画面
パスワードの有効期限を超過するとパスワード変更画面が表示される

そのほかのセキュリティ強化の設定

二要素認証

(対応バージョン: Redmine 4.2以降 / RedMica 1.2以降)

Redmine 4.2以降およびRedMica 1.2以降では二要素認証が利用できます。二要素認証を有効にしてID・パスワードに加えてワンタイムパスワードを利用することで、第三者による不正なログインが困難になります。

二要素認証の設定方法についての詳細は 二要素認証 をご覧ください。